虐待はどこから発覚するでしょうか?学校?幼稚園?近隣住民?
親といっしょに暮らすことができない子どもたちが、どのようにして施設に入所することになるのか、この記事では虐待を受けた児童を中心に、施設入所の流れを説明します。
虐待の発見
まずは、発見されない限りは、施設入所も何もないので、発見されることが第一です。
こども家庭庁の以下の資料をご覧ください。

この資料から虐待の通報上位を抜き出すと・・・
1位 警察(51.7%)
2位 近隣知人(9.8%)
3位 家族親戚(8.5%)
4位 学校等(7.9%)
これら上位4つで約8割の通報になります。
中でも警察は圧倒的で、ここ数年は、半数以上が警察です。
なんで警察が1位なの?(H24年度との比較)
少し深掘りして考えてみます。
表の1番最初、平成24年度の数値は次の通りです。
1位 警察(24.0%)
2位 近隣知人(20.6%)
3位 家族親戚(13.0%)
4位 学校等(9.4%)
5位 市町村(8.6%)
これらを合計して75.6%です。警察と近隣知人がほぼ同数で、家族親戚も今よりは多いですね。
虐待というものが世の中に認知されると共に「虐待=悪」が先行してしまい、近隣知人の通報によるトラブルを避けるようになってきたというのは大きな要因でしょう。
警察であれば、利害関係がありませんから、自然と虐待のある家庭と身近な存在よりも警察という国家権力に頼るようになってきたというのが予想されます。
通報の後はどうなるの?
では、虐待が発覚した後はどうなるでしょう?基本的には次のような流れです。
①児童相談所に通報がはいる
②児童相談所による家庭訪問・親子面談等の家庭調査
*ここで、在宅支援(子どもを親と離さない)となることもある。
③一時保護所にて子どもを保護
*ここで、家庭復帰(施設入所しない)こともある。
④施設入所(相談件数の5%未満)
*乳児院、児童養護施設等へ
親と離れて暮らす理由 -乳児院、児童養護施設に入る理由とは?- – 社会的養護ラボ
こちらの記事で書いたように、多くの子どもたちは「在宅支援」と言って、お家に帰って今まで通りの生活をしながら児童相談所等の支援・指導を受けることとなります。
虐待?と思ったら「189」
みなさん、虐待通報番号はご存知でしょうか?
警察は110、消防が119のように、虐待は「189」で最寄りの児童相談所へ直通で連絡ができます。
もちろん匿名ですので、ご安心ください。
いつでも・どこでも・だれでも、連絡ができます。
連絡=施設入所でもありません。むしろ施設に入所になるのは5%未満です。
「この家庭大丈夫かな?」「お母さん無理してないかな?」ちょっとしたそんな疑問を感じたら、ぜひとも「189」へご連絡ください。
